こんな先生に教えてもらいたい! デジタルアート・アニメーション学科 教授 原久子先生インタビュー

自身の考えたコンセプトやプランがカタチになっていくのは、たいへん面白い。 デジタルアート・アニメーション学科 教授 アートプロデューサー 原 久子

Profile

原 久子(はら ひさこ)教授。
京都市生まれ。1985~1997年京都造形芸術大学に勤務の後、フリーランスのアートプロデューサー、編集者、ライターとして活動。2005年より現職。

ものづくりをする人たちの非凡な才能と彼らのユニークな考え方や視点に、編集者として取材を通じて出会いました。アーティストたちと直に触れる機会をもつうちに、彼らの作品や思考(アイデア)のプロセスをもっとひろく伝えていけないものかと思うようになりました。WEB、雑誌、新聞などのメディアを通して、あるいは展覧会やイベントの企画をすることで彼らの表現するものを伝え、彼らの活動を記録することを仕事としています。

雑誌・書籍の編集企画、美術館やギャラリーでの展覧会企画やその運営、ワークショップの企画、芸術創造環境の研究です。「美術手帖」「ARTiT」「STUDIO VOICE」「AERA」などの雑誌、「日本経済新聞」など新聞への執筆。「思い出のあした」展(京都市美術館・1997)、「六本木クロッシング」展(森美術館・2004)、「Lab☆Motion」展(TWS本郷・2007)の共同企画。そのほか地域に根ざした芸術文化について実践的に考え、NPOの一員として関わるなどしてきました。

企画や運営というのは、頭で考えたことを実現するまでの過程で、他者との交渉、意見・予定の調整、予算の管理、その他の制約を含めて、さまざまな苦労もあります。しかし、自身の考えたコンセプトやプランが、会場という空間のなかで、あるいは書籍・WEBというメディアの上でカタチになってゆくことはたいへん面白い作業です。そして、参加者や読者のリアクションに手応えがあったときは非常に嬉しくもあります。

センスの良さや豊かなイマジネーションは、各自に備わっている資質だけによるものではなく、知識や情報、経験を蓄積する量によってアウトプットできるものの幅は変わってきます。作り上げるもののクオリティは、現場での経験だけでなく、「考える」力を必要とします。そういう意味では、つねに学ぶ姿勢も必要です。自己のなかに芽生えたものを表現してカタチにできること、そしてそれを人と共有できることはとても楽しいことです。

ひとりでは、なにごとも出来ません。わたしは周囲の環境や人に支えられて、これまでのキャリアを形成してこられたと思います。自分自身のアイデンティティとも言えるものを、芸術作品やアーティストとの出会いが導き出してくれたとも考えられます。仕事や研究を通して得たものは知識も人的ネットワークもすべてが、わたしにとって大きな財産になっています。

教員紹介

原 久子 教授
アートマネジメント
楓 大介 教授
写真表現
神崎 和男 教授
音声研究/コミュニケーション
いしぜき ひでゆき 教授
キャラクターを中心したコンテンツ制作
寺山 直哉 教授
CGアニメーション
山路 敦司 教授
コンピュータ音楽/音楽情報デザイン
上田 和浩 准教授
パペット-CGアニメーション/
クリエイティブデザイン
植野 雅之 准教授
対話型学習環境/
CGオーサリングシステム
倉地 宏幸 准教授
グラフィックデザイン
金村 仁 講師
空間造形デザイン
ナガタ タケシ 講師
CG/映像デザイン